大阪教育図書
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新イディッシュ語の喜び

  • 広瀬 佳司 監修
  • A5判, 572ページ
定価 20,000円(本体)+ 税
最新刊書
 『新イディッシュ語の喜び』 (2001) はレオ・ロステンの名著『イディッシュ語の喜び』(1968) にローレンス・ブッシュが入念な解説を施し、33 年ぶりに再版された、いわば完全版である。日本ユダヤ系作家研究会で、10 年の歳月をかけて、このたびすべて邦訳が終了した。イディッシュ語はアメリカやイスラエルの一部のユダヤ教正統派のコミュニティーで用いられているだけで、死語に近い。しかしながら、米語におけるイディッシュ語の表現は非常に多くなっている。ニューヨークのユダヤ系コメディアンやユダヤ系の監督が映画のセリフでイディッシュ語を自然に挿入していることも一因であろう。『新イディッシュ語の喜び』は、単なる辞書でない。イディッシュ語の表現をいかに用いるかという例文は、ユダヤジョークの定番に入るほどにすばらしいので、読み物としてもとても愉快である。ユダヤの宗教・文化・思考体系すべてがその笑いには含まれている。そのために我々はこなれた日本語の笑いにするためにかなり奮闘したのは事実である。それだけに、この辞書は単なるイディッシュ語の解説本ではなく、異文化理解に一つの役目を果たすべく生まれた翻訳であると信じて疑わない。

ISBN 978-4-271-31020-4
 
表紙イメージ

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