ヘンリー・ジェイムズの語り
一人称の語りを中心に
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- 市川 美香子 著
- A5判, 322ページ
- ハードカバー
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定価 3,500円(本体)+ 税 |
フィクション「嘘」だから、語り手は正直でなければならない。本書はあまりに無視されてきたこの基本原理に基づいて、一人称の語り手を報告者と登場人物に峻別してその語りを吟味し、諸作品について斬新な解釈を打ち出す一方、独創的な切り口で作者自身の意識の在りようを自伝とその語りに探る。ジェイムズ研究はもとより、小説の語りの考察にとっても必読の書。
ISBN 4-271-11707-2
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