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ワシントン桜物語 アメリカと日本の友情を深める花

The Story of Cherry trees in Washington
D.C. Cherry blossoms are enhancing the friendship between U.S. and
Japan.
英語表記 (Click here in
English )
写真提供(ワシントン在住松尾氏) 資料参考出典: 郷土史研究グループぐりんぷす(内堀睦夫著)、地域研究「いたみ」第26号平成9年3月
Website:荒川さくらクラブ物語,National Park Service(U.S.A.)を参照。
アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.のポトマック河畔の桜並木は、世界の名所の一つになっています。毎年3月末から4月のはじめにかけてシーズンには、盛大に「桜まつり」が開催され、全米から観光客が訪れ、パレードやその年の「桜の女王」が選ばれます。
この桜は明治の終わりごろに、アメリカのタフト大統領夫人の希望により、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものです。 その送られた桜の苗木というのは、東京の荒川堤の五色桜を穂木にして、台木づくりは、実は伊丹市の北部荻野小学校校区、植木の産地東野村で育てられました。日米友好のシンボルとして100年近くの歳月を経て今も多くの人々に親しまれているこの桜のルーツは伊丹である。ということは伊丹市民にとって大きな誇りであり、この歴史的な事実について認識を深めそして世代を超えて語り継いでいきたいものです。
 日米友好の桜寄贈100周年事業実行委員会(リンク)H23.6.26更新
■ワシントンの桜は伊丹東野産
明治の終わり頃、アメリカでは来日経験のある学者や作家たちの間で、日本の桜を讃える声が相次いでいました。「アメリカの人たちにもあの美しい桜を見せたい。」当時の大統領夫人もこれに賛同し、ついには日本政府も動き出しました。
桜の寄贈を託された尾崎東京市長は早速、桜二千本をアメリカに贈りましたが、ワシントンに到着した頃には、おびただしい数の害虫が発生し、焼却を余儀なくされました。
再び計画を進めるため、尾崎東京市長は農商務省の 古在農学博士に、害虫に強い桜の苗木の調達を依頼し ました。博士は当時、日本で一番有名な静岡県にある 興津園芸試験場で接ぎ木という方法で、丈夫な苗木を 育てる計画を打ち出しました。 穂木は東京の荒川堤の桜並木から取り、そして、病気や害虫の少ない台木づくりは、植木の産地として高い園芸技術をもつ伊丹の東野村に託されました。 そして東野村では、村中の人々の努力のかいあって丈夫な台木が作られ、明治43年(1910年)出荷されました。
 こうして興津園芸試験場で接ぎ木された苗木6,040本は、明治45年(1912年)、横浜港から出港され、無事アメリカに到着しました。一本も病気がない苗木に検査官も感嘆の声を上げたそうです。
日米親善の証である桜はその後、多くの人々の熱意によって守られ、見事に成長していきました。 毎年ポトマック公園で行われる「桜まつり」では大統領夫人による植樹式や、さくら女王のパレードなどがあり、大勢の人たちでにぎわっています。 今や桜はワシントン市民にとって、なくてはならない存在となったのです。
■ハナミズキの返礼と里帰り桜
日米親善の交流はさらに続きます。大正四年(一九一五年)アメリカ側から感謝のしるしとして、ハナミズキが日本に届けられました。
花ことばは「返礼」と言われるハナミズキは、アメリカでは最も愛される木のひとつです。
伊丹に届けられたものは枯れてしまい、その他のハナミズキも行方不明になってしまいます。 しかし、その後の調査で、東京都立園芸高校に原木が現存していることが判明し、平成十一年(一九九九年)その子孫樹が返礼のハナミズキとして再び伊丹市立荻野小学校に植樹され、今では三メートルを超える程の大きさに成長しています。
また、日本から桜が送られてから九十周年を記念してワシントンの桜の苗木を全米州会議より日本へ贈られることが決まり、平成一五年(二〇〇三年)に東野地区に隣接する瑞ヶ池公園に日米友好の桜が植樹されました。
現在この木は「里帰り桜」として瑞ヶ池公園の他の桜と一緒に市民の目を楽しませています。
■地域で支えられて 伊丹市の桜の公園で知られている瑞ヶ池公園では「瑞ヶ池公園の桜を育てる会」(三菱電機㈱、㈱ルネサステクノロジーの従業員の方々を中心としたボランティア組織)により、二十年以上に亘って、休むことなく維持・管理が続けられています。 桜の物語は、日本でもアメリカでも桜を愛する人々の絶え間ない努力によってこれからも続いていくことでしょう。

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瑞ヶ池公園 |
瑞ヶ池公園の桜を育てる会の皆さんによる剪定

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■【伊丹花物語】~花が咲く、物語が始まる、伊丹のまちから
◇伊丹市は、苗木づくりや園芸産業が盛んな「花のまち」です。
◇伊丹市都市農業基本計画(2011~2020)では、「伊丹・食と花の名物づくり プロジェクト」が位置付けられています。
○花のイベントの恒例行事化
・伊丹の四季の風物詩となる行事を恒例開催し、「花のまち伊丹」をPRすること により、各産業の活性化と都市型観光の推進を図ります。
(例):盆梅展(1~2月)、観梅と野点の会(2月)、南京桃フェア(3月)、 さくら祭り(ワシントン桜;4月)、春バラ(5~6月)、秋バラ(10~11月)、
菊花展(11月)などがあります。
■伊丹を彩る4つの花
桜・バラ・南京桃・梅-の物語を「伊丹花物語」として、 冊子にまとめております。 ご覧ください。
・桜(PDF) ・薔薇(PDF)
・南京桃・梅(PDF) ・伊丹花暦(PDF)
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米国ワシントンD.C.の桜物語(1)
米国ワシントンD.C.の桜物語(2)
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